PROJECT

MOON ART NIGHT SHIMOKITAZAWA

2026.09.03

小田急とスタートバーンが主催する、アートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢 2026」のアーティストをキュレーションしました。

スタートバーン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:施井泰平、以下スタートバーン)は、小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区、社長:鈴木 滋、以下小田急電鉄)、下北沢商店連合会(会長:長沼 洋一郎)と共催し、2026年9月18日(金)から10月4日(日)までの17日間、シモキタの街全体を舞台に、「月」をテーマとするアートフェスティバル「ムーンアートナイト下北沢2026」を開催します。2022年の初開催から今年で5回目を迎える本イベントでは、アート、音楽、演劇、飲食、ワークショップなど約100の企画と表現を展開します。
https://moonartnightfes.com

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■ 展示作品について ― 街に点在する「月」をテーマとする作品群
今年も国内外のアーティストによる作品を下北線路街全体に展開します。来場者は街を巡りながら作品と出会い、アートが日常の風景に溶け込む屋外展示ならではの体験をお楽しみいただけます。(企画運営協力:アイランドジャパン株式会社)

金氏徹平「A Thousand Faces of the Moon」|東北沢駅屋上(改札外)
月は1つでも、地域や見る人の状況・環境・タイミングによって違う姿になる。その思いから、たくさんの「月」を生み出す新作インスタレーション。反射シートやアルミ、映像、シルクスクリーンなど多様な素材を寄せ集めるコラージュの手法で構成されます。来場者は月を撮影するだけでなく、シルクスクリーンで“自分の月”を持ち帰ることも。一つのものに多様な認識や価値観があることは当たり前、その状況をどう楽しむのか?そんな問いが込められた作品です。

岸裕真、竹森達也「Botanical Intelligence: Moon Edition」|NANSEI PLUS
周囲の植物の生体データを取得し、人間に聞こえる音と光へと変換する小型エッジデバイスによるインスタレーション。各デバイスは単体では完結せず、周囲の他のデバイスとリゾーム状のネットワークを形成し、互いにトークンを共有しながら音と光を立ち上げます。人間以外の知性と世界を分かち合う新たなコモンズのあり方を問いかけます。海の森公園(東京)で発表した《平行森林 Parallel Forests》の新エディションです。

松田将英「The Big Flat Now」|BONUS TRACK隣接駐車場
1999年に日本の携帯文化から生まれ、いまや世界共通の記号となった絵文字。なかでも過去10年で世界最多使用の「笑い泣き」を、高さ約8mのバルーンとして物質化した作品です。画面上ではわずか数ミリの記号を、相反する感情を同時に宿す表情のまま巨大化させ、デジタルと物理、情報と物質、感情と身体の境界を問い直します。夜の下北沢に現れる「第二の月」として街を見下ろします。

河野未彩「AFTERGLOW – 残光の庭」|下北沢駅前広場
※同時展示作品(主催:しもきた商店街振興組合)
蓄光という現象を通して、日本的な美意識と宇宙的な時間感覚が重なり合う空間作品。
地球から見える月の姿は約1.3秒前のものであり、私たちは少し過去を見ています。『竹取物語』が異界と現世を結ぶ象徴として月を描いたように、古くから日本人は月を眺め、その光に過ぎ去った時間や見えない存在への思いを重ねてきました。蓄光もまた、一度受けた光を蓄え、暗闇へと放ちます。鑑賞者は、時を経て放たれる残光の中を歩きます。